日本株式市場におけるアノマリー投資について

株式投資を行う場合,基本的には,①ファンダメンタル投資,②テクニカル投資,③アノマリー投資のいずれかの投資手法によって行うことが多いかと思われます。

①ファンダメンタル投資

主に財務分析を行い,本来あるべき価値(株価)よりも低い評価をされている企業を見つけ,価値(株価)が適正に評価される時まで長期目線で株を保有することで利益を得る投資手法です。

いわゆる王道の投資手法であり,中長期で行う投資に適しています。

②テクニカル投資

株価の値動きに着目をして,過去の値動き等から一定の法則を見出した上で未来の株価を予想して取引をして利益を得る投資手法です。

主に短期で行う投資に適しています。

③アノマリー投資

はっきりとした根拠を持つわけではないが,よく当たるかもしれないとされる経験則であるアノマリーに従って取引をして利益を得る投資手法です。

本稿では,本業が忙しくて,じっくり腰を据えてファンダメンタル投資やテクニカル投資による株式投資なんてできないよという方のために,時期的アノマリーによる日本株式投資について考えていきたいと思います。

 

第1 日本株式市場における時期的アノマリー

一般に,日本株式市場は,おおむね以下のとおりの値動きをするとされています。

株価 株価変動の理由
1月 (ご祝儀相場) 12月に利益確定をした現金を再び金融商品に投資をするため買いが殺到
2月 反発
3月 株式配当取り目的の買い指向
4月 (新年度相場) 生損保や年金基金などの機関投資家が、株式の資産配分を見直す また3月末決算発表の会社の業績予想発表に伴い増収増益予想の企業などに買い注文が集まりやすい
5月 ヘッジファンドを解約する時は決算日の45日前までに行わなければならず、6月決算のヘッジファンドの解約に備えて、5月に売り注文が多くなりやすい
6月
7月 海外投資家のバカンスのためマーケットの参加者が少ない(ニュースも少ない)
8月
9月  海外投資家がマーケットに戻り、売り圧力が高まる
10月 5月同様に海外のヘッジファンドの決算が11月に多く、45日ルールに基づく売り注文が出やすい
11月 外資系プライベートバンクの売りが出やすい また利益確定のため現金化する投資家が多い
12月 当年の利益を確定したい投資家の利益確定の売りと、利益が出ている商品と損失が出ている商品を売却して損益通算をする売り注文が多い

 

第2 日本株式市場における時期的アノマリーから見る買い時・売り時

株式投資の基本は,安い時に買って高い時に売るです。

そのため,時期的アノマリーによる限り,日本株式市場においては,買い時は株価が下がる5月・6月・9月・10月で,売り時は株価が上がる4月・11月・12月ということになります。

もっとも,以上はあくまで参考にすぎませんので,結果については自己責任でお願いします。



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