【交通事故による後遺障害】食道の障害

交通事故の際の衝撃によって,食道に障害を残す場合があります。
交通事故によって食道に障害が生じた場合,損害賠償上はどのように扱われるのでしょうか。

以下,食道とは何か,食道の障害についての後遺障害等級の順についてみていきましょう。

 

第1 食道とは

食道とは,咽頭下端と胃の噴門部との間にある,長さ25cm程度の管状の器官です。

食道は,摂取された食物を,食道の壁が収縮するぜん動運動によって胃に運搬する機能を有しています。なお,食道に消化機能はありません。

口から摂取された物は,口腔・咽頭に続いて食道を通過し,液体状の物は数秒程度で,固体状の物でも狭窄部にひっかかるようなことが無ければ数十秒で胃に到達します。

 

第2 食道の障害の後遺障害等級

1 食道の障害の後遺障害等級

通過障害の自覚症状があり,消化管造影検査により食道の狭さくによる造影剤のうっ滞が認められる場合には,「食道の狭さくによる通過障害を残すもの」として別表第二9級11号の認定がなされます。

2 口腔の障害・咽頭の障害との違い

食道の障害については,前項のとおり,胸腹臓器の障害として後遺障害等級認定がなされます。

他方,口腔の障害及び咽頭の障害については,[口の障害(嚥下障害)]として評価されます。



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