被相続人が亡くなった際,相続放棄をしたら必ず全ての義務から解放されると思っていませんか。
法律上は,相続放棄をしても,相続放棄者が相続に伴う全ての責任・義務を免れることができるとは限りません。
いわゆる相続放棄者の管理義務(民法940条)というものがあるからです。 “【相続放棄者の相続財産管理義務】相続人全員が相続放棄した場合の責任(民法940条責任)” の続きを読む
弁護士業・社長業における実務上の気づきあれこれ
被相続人が亡くなった際,相続放棄をしたら必ず全ての義務から解放されると思っていませんか。
法律上は,相続放棄をしても,相続放棄者が相続に伴う全ての責任・義務を免れることができるとは限りません。
いわゆる相続放棄者の管理義務(民法940条)というものがあるからです。 “【相続放棄者の相続財産管理義務】相続人全員が相続放棄した場合の責任(民法940条責任)” の続きを読む
人は,必ずいつか死亡しますが,死亡したとしてもその人が生前に有した権利・義務は消滅しません。
そこで,亡くなった人=被相続人の死亡により,同人の権利・義務を誰かが引き継ぐことになります。 “相続人がいない状況で被相続人が死亡した場合に所有不動産の処分はどうするのか” の続きを読む
家族のどなたかが亡くなられた際,親族間で葬儀・墓・納骨・以降の手続き等で意見が食い違ってトラブルに発展することがあり得ます。
最終的には,亡くなった方の遺骨や亡くなった方が管理していた祭祀財産を承継した人がこれを決定することになるのですが,ではこれらは,亡くなった方から,誰にどのように承継されるのでしょうか。 “祭祀承継と相続の違いとは(法律・裁判例上,被相続人の遺骨・先祖代々の墓等の承継者は誰か)” の続きを読む
被相続人が死亡した場合,その財産は,誰にどのような割合で相続されるのでしょうか。 “相続人の範囲・順位(配偶者・子・養子・直系尊属・兄弟姉妹の別)と法定相続分について” の続きを読む
前回,[内縁関係の総論]的な説明をしましたが,今回はそのうちの内縁解消の際の財産的帰属の点に特化して掘り下げてみたいと思います。 “内縁解消による財産帰属(民法768条類推適用による財産分与の可否)について” の続きを読む
職業柄,長年連れ添っているが,事情があって籍を入れていない関係(内縁関係・事実婚関係)にある方から相談を受けることがあります。
本稿では,内縁とは何か,双方存命中の内縁の法律関係,一方が死亡した後の内縁の法律関係について考えていきたいと思います。 “内縁の法律関係(双方存命中の場合と一方が死亡した場合)” の続きを読む
「最高裁で節税目的の養子縁組が認められたので自分も養子を増やして節税したい。」との相談が,最近続けてありました。
要するに,孫を養子にして相続人の頭数を増やして,相続税よ基礎控除額を増やしたいという相談です。
この相談に対する回答は,「養子の数をいたずらに増やしても基礎控除は増えませんので,相続税の節税にはなりません。」なのですが,多くの人が誤った理解をしています。 “孫養子での相続税節税とその限界とは” の続きを読む