新型コロナウイルスの蔓延により在宅勤務・テレワークが広がっています。
そんな中,紙の決済書類等に押印が必要であるためにやむなく出社しているなどという声もあり,日本のハンコ文化が非効率性の象徴として注目されています。
ペーパレス化を志向しているはずのIT担当大臣が,紙を必要とするハンコ議連の会長であるなどと言った理解に苦しむ人選もまた,話題性を提供しているようです。
日本におけるハンコの文化的位置づけは置いておいて,本稿では,ハンコ・押印の法律的な位置づけについて考えていきたいと思います。 “紙にハンコを押印することの法律上(実体法・手続法)・実務上・慣習上の意味とは” の続きを読む