幼い子供を100%株主とする会社を設立して相続税を節税する方法

現在,亡くなった方の遺産にかかる相続税の基礎控除額は,3000万円+600万円×法定相続人の数とされていますので(相続税法15条1項),資産家の方のみならず,一般の方に対しても相続税の手が及んでいます。都心に家を持っている方などでは,軒並み相続税の脅威にさらされています。

この相続税賦課に対する防衛手段として,節税スキームがいくつか存在してており,有名なところでは,基礎控除内の贈与の活用であるとか,孫養子などが挙げられます。

本稿では,これらのスキームよりは少し難易度が上がりますが,より効果的なものとして,子供を100%株主とする会社を設立し,その会社を成長させるというスキームを紹介します。 “幼い子供を100%株主とする会社を設立して相続税を節税する方法” の続きを読む

税務調査の対象となり調査官から修正申告を求められた場合の注意点(更正処分を求めた後に税務訴訟で闘う方法もある)

日本では,法人及び個人事業主についての国税(法人税・所得税・消費税・法人税等)については,納税者が自ら自身の所得を税務署に申告して課税額を特定し,その上で自ら納税をする申告納税制度が採用されています。 “税務調査の対象となり調査官から修正申告を求められた場合の注意点(更正処分を求めた後に税務訴訟で闘う方法もある)” の続きを読む

経費支払いの証明に,サラリーマンは領収証が必要で自営業者・経営者はレシートで足りる理由

経費を計上又は清算するために,会計の際になんとなく「領収書ください。」と言っていませんか。

金銭の支払いを公的に証明するものが領収書だと思っていませんか。

そんなことはありません。 “経費支払いの証明に,サラリーマンは領収証が必要で自営業者・経営者はレシートで足りる理由” の続きを読む

先祖代々の資産家が資産を次世代に引き継ぐことができる理由

日本には,先祖代々続く資産家の方が相当数おられます。

日本の相続税は,世界各国と比べて格段に高税率なっており,普通に考えれば,資産家の方が保有する資産の税率(3億円超から6億円以下は50%,6億円超は55%)で相続税を支払えば,三代下ればその財産は国に召し上げられてしまうはずです。

ところが,実際はそうなっておらず,現在においてなお先祖代々の資産家が存在しています。 “先祖代々の資産家が資産を次世代に引き継ぐことができる理由” の続きを読む

個人事業主が交通事故加害者となった場合に被害者に支払った損害賠償金を経費計上できるか

個人事業主の方も,加害交通事故を起こしてしまうこともあります。

では,個人事業主の方が,交通事故を起こした結果,被害者に損害賠償金の支払いをすると,その支払額は個人事業で経費計上できるのでしょうか。 “個人事業主が交通事故加害者となった場合に被害者に支払った損害賠償金を経費計上できるか” の続きを読む

原則として交通事故被害者が受け取った損害賠償金(示談金等)に税金(所得税・住民税)はかかりません

交通事故被害者の方が,加害者又は加害車両付保付保保険会社から損害賠償金を受け取った場合,その受け取った金額につき,所得税・住民税等の税金は課されるのでしょうか。 “原則として交通事故被害者が受け取った損害賠償金(示談金等)に税金(所得税・住民税)はかかりません” の続きを読む

相続税節税目的の養子縁組の限界(孫養子のメリット・デメリット)

「最高裁で節税目的の養子縁組が認められたので自分も養子を増やして節税したい。」との相談が,最近続けてありました。

この相談に対する回答は,「養子の数をいたずらに増やしても基礎控除は増えませんので,相続税の節税にはなりません。」なのですが,多くの人が誤った理解をしています。

皆さん税金を払いたくないので,自己に都合よく解釈をしているみたいです。

以下,どういうことなのか説明します。 “相続税節税目的の養子縁組の限界(孫養子のメリット・デメリット)” の続きを読む

相続税の基礎控除額の減額により相続人間の遺産紛争が増加している

相続税法改正により,平成27年1月1日以後に発生した相続につき,相続や遺贈により取得する財産にかかる相続税の基礎控除額が減額されました。

しかも,基礎控除額の減額割合は,なんと以下のとおりそれまでの60%です。

(改正前)5000万円+(1000万円×法定相続人数)

(改正後)3000万円+(600万円×法定相続人数)

この相続税の基礎控除額の減額により,相続税納付を要する相続件数が激増することになった上,遺産をめぐる紛争が増加しているようです。どういうことでしょうか。 “相続税の基礎控除額の減額により相続人間の遺産紛争が増加している” の続きを読む

年末調整で処理されるサラリーマンの税金・社会保険料の負担が,自ら確定申告をする個人事業主・自営業者よりも高い額となる理由

我が国のサラリーマンの方は,自営業者の方と比べると,収入比で圧倒的に高額の税金・社会保険料を払っています(本来は払うではなく,納めるというべきでしょうが,ここではあえて払うと表記します。)。 “年末調整で処理されるサラリーマンの税金・社会保険料の負担が,自ら確定申告をする個人事業主・自営業者よりも高い額となる理由” の続きを読む