弁護士業を行っていると,相続・成年後見・任意売却・破産等の手続きを行う上で,不動産の売却に関与する場合が多く生じます。 “弁護士が依頼者の代理人として不動産売却仲介を依頼した場合に不動産業者から紹介料を受け取ることが許されるか” の続きを読む
私道のトラブル!!公道と私道では使用権者(駐車を含む)・通行権者が異なります。
私道に接する土地では,私道の使用・通行 をめぐってトラブルなどが生じることが多々見受けられれます。
そこで,以下,私道の使用・通行権者は誰かについて,原則論を踏まえて,説明していきます。 “私道のトラブル!!公道と私道では使用権者(駐車を含む)・通行権者が異なります。” の続きを読む
法務局に備付けられ閲覧・謄写できる図面に現地復元性がある正確な【14条地図】と不正確な【公図】とが存在する理由
法律の世界で生きている方や不動産業務に携わっておられる方にとっては当然の話ですが,法務局に備え付けられている図面には,現地復元能力を有する正確なものと,現地復元能力を有しない不正確なものとが存在しています。
現地復元能力を有する正確な図面を【地図(14条地図)】といい,現地復元能力を有しない不正確な図面を【公図】といいます。
取り付けた図面が,14条地図なのか公図なのかによって正確性の担保があるか異なりますので,その点に留意して,その取扱いを変えなければなりません。
現地復元能力を有しない不正確な方の図面である公図について,「公」という,さも公的な正確な図面であるかのような名称が付されていることが話をややこしくさせている気がしますが,それはさておき,以下,法務局備付図面である「地図」と「公図」の違いについて簡単に説明した上で,正確性の担保がなされない地図である公図がいまだに法務局に備え付けられているのかについて,考えていきます。
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不動産を売買する際に売主側の司法書士費用は誰が払うのか(東京と大阪のルールの違い)
少し前の話ですが,私が担当した事件の関係で,東京の所有権者の方から,大阪在住の方に,不動産の売却がなされることとなりました。
このとき,売主側の司法書士費用をどうするかで,小さなトラブルが生じることとなりました。
良くある話だと思うのですが,ほとんどの弁護士は知らない内容だと思いますので,そのトラブルのいきさつを紹介したいと思います。 “不動産を売買する際に売主側の司法書士費用は誰が払うのか(東京と大阪のルールの違い)” の続きを読む