個人事業主が交通事故加害者となった場合に被害者に支払った損害賠償金を経費計上できるか

個人事業主の方も,加害交通事故を起こしてしまうこともあります。

では,個人事業主の方が,交通事故を起こした結果,被害者に損害賠償金の支払いをすると,その支払額は個人事業で経費計上できるのでしょうか。 “個人事業主が交通事故加害者となった場合に被害者に支払った損害賠償金を経費計上できるか” の続きを読む

交通事故被害者が受領した損害賠償金・保険金が原則非課税となる理由

交通事故被害者の方が,加害者又は加害車両付保付保保険会社から損害賠償金を受け取った場合,その受け取った金額につき,所得税・住民税等の税金は課されるのでしょうか。 “交通事故被害者が受領した損害賠償金・保険金が原則非課税となる理由” の続きを読む

交通事故示談の際に加害者側保険会社が示談書ではなく免責証書を送ってくる理由

交通事故被害に遭った場合,加害車両に任意保険会社が付保されていれば,通常,示談交渉は,保険会社担当者との間で行うこととなります。

そして,交渉の結果,示談合意に至り書面を交わす段になると,通常,通常当該任意保険会社から同社所定の免責証書という書面が送られてきて,それに被害者が書面押印することで示談合意があったとされることとなります。 “交通事故示談の際に加害者側保険会社が示談書ではなく免責証書を送ってくる理由” の続きを読む

通院治療費の内払いを加害者側保険会社から一方的に打ち切りされた場合の交通事故被害者の対処法(治療終了までの期間はいつまでか)

交通事故被害に遭われてけがをされた場合,加害車両に保険会社が付保されていれば,通常当該加害者側の保険会社が,被害者の治療の立替え支払いをしてくれます。これを治療費の一括払い手続きといいます。

ところが,加害者側の保険会社は,通常,被害者の治療が一定期間を経過した段階で,この立替払い手続きを一方的に終了します。これを一括打ち切りといいます。

初めて交通事故被害に遭われた被害者の方は,一括手続きをしてくれた加害者側保険会社がなぜ一括手続きを一方的に打ち切ってくるのか,また一括打ち切りをされた場合どうすればいいのかよくわからないと思います。

そこで,本稿では,これらを順に説明していきたいと思います。 “通院治療費の内払いを加害者側保険会社から一方的に打ち切りされた場合の交通事故被害者の対処法(治療終了までの期間はいつまでか)” の続きを読む

【示談代行は非弁行為か】自動車保険会社担当者が加害者に代わって交通事故被害者と示談交渉することが弁護士法72条に違反しない理由

交通事故加害車両に自動車保険が付保されている場合,通常は,被害者の方とのやり取りから示談交渉までの一切の事故処理を加害車両に付保された自動車保険会社の担当者が代行します。

また,これを売りにするためにテレビCMでも,「事故の際の安心の示談代行サービス」などといったうたい文句で自動車保険の販売を促したりさえしています。

一般の方の感覚だと,自動車保険に入っているのだから,保険会社の担当者が示談交渉をするのは当たり前だと思われているのが通常だと思いますが,全く当たり前ではありません。

加害者側保険会社の担当者は,なぜ加害者に代わってこんなことができるのかについて考えてみましょう。

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保険会社から交通事故被害者に提示される人損示談金積算額(主に慰謝料額)が低額である理由

交通事故被害に遭われた場合,加害車両に任意保険が付保されていれば,通常,被害者との示談交渉は,加害者本人ではなく,加害車両付保保険会社の担当者によって行われます。

この場合,この保険会社担当者から提示される賠償提示額(特に慰謝料)は,弁護士介入があったり,裁判になったりした場合と比べて,かなり低い額であることが通常です。

なぜ,保険会社の担当者が提示する示談金額(慰謝料額)が,弁護士介入があったり裁判になったりした場合と比べて低い金額となるのでしょうか。 “保険会社から交通事故被害者に提示される人損示談金積算額(主に慰謝料額)が低額である理由” の続きを読む