住宅ローンを利用して銀行から資金を借入れマイホームを購入した夫婦が離婚する場合,ローン残債務の支払いはどうなるのか?

日本ではまだまだ持家信仰が強く残っており,結婚した夫婦の多くが住宅ローンを利用して居住用不動産=マイホームを購入されます。

マイホームの購入は一点賭の不動産投資であるため,投資目的で見るとどうかと思うことはあるものの,一生添い遂げる予定の夫婦・家族の住みかという意味ではマイホーム購入はある種の憧れではあります。

もっとも,住宅ローンを利用してマイホームを購入した後,訳あって夫婦が離婚するに至った場合,マイホーム自体の処理とあわせて住宅ローン残債務の処理も必要となり難しい問題に直面することとなり得ます。

以下,住宅ローンを利用してマイホームを購入した夫婦が離婚するに至った場合の住宅ローン残債務の処理について説明したいと思います。 “住宅ローンを利用して銀行から資金を借入れマイホームを購入した夫婦が離婚する場合,ローン残債務の支払いはどうなるのか?” の続きを読む

婚姻前妊娠の結果できちゃった結婚・授かり婚をした夫婦から産まれた子供の法律上の父親は誰か?

できちゃった結婚(できちゃった婚・授かり婚・でき婚)は,出産と結婚という二重のおめでたい出来事です。

ところが,日本では,いまだに「結婚→妊娠→出産」が正道であるというイメージが強く,未だに良くないイメージを持たれたりすることもあります。

このイメージはおいておいて,本稿では,できちゃった結婚の法的問題点,具体的には産まれてくる子の法律上の父親の立場について考えていこうと思います。 “婚姻前妊娠の結果できちゃった結婚・授かり婚をした夫婦から産まれた子供の法律上の父親は誰か?” の続きを読む

婚姻中の夫婦の財産関係が法律に規定された例外的場合を除き原則共有とされる理由

縁があって結婚した夫婦は,結婚後それぞれが収入を得て預貯金を増減させたり,いずれかの名義でローンを組んで車・家等の動産・不動産を買い,また各種保険に入るなど,様々なプラス・マイナス財産を築き上げていきます。

すなわち,夫婦は,結婚後,必然的に,双方の協力の下に複雑な財産関係を形成していくのです。 “婚姻中の夫婦の財産関係が法律に規定された例外的場合を除き原則共有とされる理由” の続きを読む

離婚に伴う財産分与の基礎(法的性質・分与時期・分与手続き・清算割合等について)

訳あって夫婦が離婚をするに至った場合,一方配偶者は,他方配偶者に対して,夫婦共同生活を送っていた間に得た財産の分与を請求できます(協議離婚の場合:民法768条1項,裁判上の離婚の場合:同法771条)。
本稿では,この財産分与について,法的性質・分与時期・分与手続・清算割合等について,順に見ていきたいと思います。 “離婚に伴う財産分与の基礎(法的性質・分与時期・分与手続き・清算割合等について)” の続きを読む

不倫相手の配偶者から不貞行為の慰謝料請求された場合の反論(否認・抗弁事由と慰謝料相場まで)

不倫相手の配偶者から慰謝料請求された場合,これを拒絶する理由としてどのようなものがあるのでしょうか。

また,仮に不貞慰謝料請求を拒絶できなくなった場合,どこまで値切れるのでしょうか。

以下,不貞慰謝料請求についての言い訳と,慰謝料相場について説明します。 “不倫相手の配偶者から不貞行為の慰謝料請求された場合の反論(否認・抗弁事由と慰謝料相場まで)” の続きを読む

内縁の法律関係(双方存命中の場合と一方が死亡した場合)

職業柄,長年連れ添っているが,事情があって籍を入れていない関係(内縁関係・事実婚関係)にある方から相談を受けることがあります。

本稿では,内縁とは何か,双方存命中の内縁の法律関係,一方が死亡した後の内縁の法律関係について考えていきたいと思います。 “内縁の法律関係(双方存命中の場合と一方が死亡した場合)” の続きを読む