二輪車の前照灯点灯義務とは(バイクの道路交通法上のヘッドライト点灯義務と日中・夜間無灯火が過失割合に及ぼす影響について)

道路上を走行する二輪車(バイク)は,いついかなるときも前照灯(ヘッドライト)を点灯させていなければならないのでしょうか。

以下,知っているようで,実はあまり知られていない二輪車の前照灯灯火義務について説明します。 “二輪車の前照灯点灯義務とは(バイクの道路交通法上のヘッドライト点灯義務と日中・夜間無灯火が過失割合に及ぼす影響について)” の続きを読む

成年後見人の辞任(家庭裁判所への辞任許可申立て手続きとその理由・要件について)

高齢などの理由により,本人の意思決定に不安が出てきた場合,本人の意思決定をサポートする制度として成年後見制度があります。

成年後見人は,選任された後,本人(成年被後見人)を代理して様々な事務処理を求められますので,親族後見人となった人の中では,思っていたより大変だったと感じられる方が多いと思います。

では,成年後見人は,事務処理が大変だからといった理由で成年後見人の職を辞することはできるのでしょうか。答えは,辞任できませんです。

以下,その理由について,成年後見人の辞任の可否・要件等を基に検討していきます。 “成年後見人の辞任(家庭裁判所への辞任許可申立て手続きとその理由・要件について)” の続きを読む

相続放棄者の相続財産管理義務(民法940条責任)とは

被相続人が亡くなった際,相続放棄をしたら必ず全ての義務から解放されると思っていませんか。

法律上は,相続放棄をしても,相続放棄者が相続に伴う全ての責任・義務を免れることができるとは限りません。

いわゆる相続放棄者の管理義務(民法940条)というものがあるからです。 “相続放棄者の相続財産管理義務(民法940条責任)とは” の続きを読む

ハロウィンコスプレの法律上の問題点とは(著作権から刑事罰や損害賠償まで)

いつの間にか日本でもハロウィンが認知され,なぜかコスプレイベントの様相を呈しているようです。

その結果,ハロウィン前の土日・当日には,東京では渋谷,大阪ではUSJ等に多くの若者がコスプレ衣装を着て群がって来るという報道を目にするようになりました。

ハロウィンのコスプレイベント化については賛否両論あるみたいですが,法律家としては,このコスプレ衣装を着た集団は,法的グレーゾーンをスキップで渡っているように見えてしまいます。

以下,ハロウィンコスプレの何が法的に問題となるのか検討してみましょう。 “ハロウィンコスプレの法律上の問題点とは(著作権から刑事罰や損害賠償まで)” の続きを読む

面会交流権は分かれて暮らすことになった親の権利でもあり義務でもある(一度決めた取り決めは後日事情変更があっても守らなければならない)

子供がいる男女が,訳あって一緒に生活が出来なくなった場合,通常は一方の親(母親の場合が多いと思います。)が,子供の親権・監護権を引き受けます。 “面会交流権は分かれて暮らすことになった親の権利でもあり義務でもある(一度決めた取り決めは後日事情変更があっても守らなければならない)” の続きを読む

高速道路・自動車専用道路における「前方に駐停車中の車両」との追突事故の過失割合(道路交通法上の注意義務も)

以前,高速道路上(高速自動車国道と自動車専用道路の双方を想定しています。)で,「前方を走行する車両」に追突する交通事故が発生した場合の過失割合について検討をしました。

今回は,以前の事例を一部変更して,高速道路上において,前方にて駐停車する車両に追突する事故が発生した場合の過失割合について,道路交通法上の規制から検討していきます。 “高速道路・自動車専用道路における「前方に駐停車中の車両」との追突事故の過失割合(道路交通法上の注意義務も)” の続きを読む

中小企業の寿命が30年を超えるのは至難の業である理由(カネ・人・ビジネスモデルの陳腐化という3つの問題について)

弁護士業務を行っていると,中小企業の終わりに立ち会うことが多々あります。

また,私も,細々とではありますが会社を経営しておりますので,業務上,中小企業のオーナー社長から事業承継の困難さを聞かされることもあります。

会社の究極の目的は維持・存続といえるのですが,一般に企業の平均寿命は25年程度といわれており,中小企業であれば,この平均寿命を乗り越えて存続するのはかなり大変です。

以下,なぜ,企業(特に中小企業)の平均寿命が25年程度と言われるのかについて検討していきたいと思います。 “中小企業の寿命が30年を超えるのは至難の業である理由(カネ・人・ビジネスモデルの陳腐化という3つの問題について)” の続きを読む

1日の労働時間は秒単位・分単位で計算する(労働時間の切り捨ては法律上許されない違法な賃金未払い行為である)

従前,労働基準法にいう労働時間は,原則として日単位で計算するのであり,週単位・月単位・年単位ではないということを説明しました。
本稿では,この日単位の計算についてより具体化し,1日あたりの労働時間をどのようにとらえるのかについて,実社会においてよく見られる労働時間切り捨ての合法性の検討を基礎として説明したいと思います。 “1日の労働時間は秒単位・分単位で計算する(労働時間の切り捨ては法律上許されない違法な賃金未払い行為である)” の続きを読む

取調べとは(法律上の意味,取調官は取調室でドラマで定番のカツ丼を出すのか等)

刑事もののテレビドラマを見ていると,よく「取調べ」のシーンが出てきます。「落としの某」などと,ベテラン取調官にスポットを当てた演出がなされたりもしているようです。

本稿では,知っているようで良くは知らない取調べの基礎について説明したいと思います。 “取調べとは(法律上の意味,取調官は取調室でドラマで定番のカツ丼を出すのか等)” の続きを読む

検視とは何かを簡単に説明します(法律上の根拠・意味,手続き等について)

「検視」という言葉を聞いたことがありますか。

検死と表記される場合がありますが誤りであり,法律上の呼び方は「検視」です。

イメージをつかんでいただくために誤解を恐れずに思い切って言うと,テレビドラマ等で,青い服を着てマスクをした警察官と思しき方が,死体発見現場において,死体に向かって合掌をした後,ごそごそやっている場面を目にすることがあるかと思いますが,あれのことです。 “検視とは何かを簡単に説明します(法律上の根拠・意味,手続き等について)” の続きを読む