民事訴訟における控訴審の審理対象は何か(民事第2審は法律上「続審」のはずなのに事実上「事後審」として運用される理由とは)

我が国では,憲法上裁判を受ける権利が保障され(憲法32条),また民事・刑事共に3審制が採用されていることから,同じ事件で3回裁判を受けることができ得ることはよく知られています。

もっとも,3度の裁判において同じ事実関係の検討や証拠評価を3度に亘ってしてもらえるのかというとそうではありません。

どういうことかについて,民事訴訟において控訴がなされた場合の,控訴審の審理対象を例に説明します。

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レンタカー運転中に被害交通事故に遭った場合にレンタ会社に支払うべきノンオペレーションチャージ(NOC)を加害者に請求できるか(法律論と裁判例の紹介)

大手のレンタカー会社におけるレンタカー契約の契約書(約款)には,通常,借受人が,その責に帰する事由によりレンタカー又は付属品に損傷を与えた場合には,借受人は当事業所に対してレンタカー又は付属品の修理期間中の休車損害相当の損害賠償金(自走返却できる場合には2~3万円,自走返却できない場合には5万円程度が相場ではないでしょうか)を支払うものとする規定が存在します。

いわゆるノンオペレーションチャージと呼ばれるもので,レンタカーを修理するために一定期間事故車両を使用しての営業ができなくなるため,レンタカー会社の営業補償するためのものです。 “レンタカー運転中に被害交通事故に遭った場合にレンタ会社に支払うべきノンオペレーションチャージ(NOC)を加害者に請求できるか(法律論と裁判例の紹介)” の続きを読む

従業員がマイカー通勤中に加害交通事故を起こした場合,勤務先会社も被害者に対する損害賠償義務を負うのか(使用者責任・運行供用者責任の有無)

従業員が通勤に自動車,二輪車,自転車を利用している場合,当該従業員が通勤中に交通事故を起こすことがあり得ます。

では,この場合,当該従業員を雇用する勤務先会社は,交通事故被害者に対する損害賠償義務を負うのでしょうか。 “従業員がマイカー通勤中に加害交通事故を起こした場合,勤務先会社も被害者に対する損害賠償義務を負うのか(使用者責任・運行供用者責任の有無)” の続きを読む

道路に物を置くことの可否(使用・占有許可)と,道路に置かれた物が交通事故発生に寄与した場合の道路使用者・占有者の過失負担の有無・過失割合とは

工事業者などが,工事をするために必要となる車両や資材を道路上に置いて作業をしている現場をよく見かけます。

このような道路使用は,法律上許されているのでしょうか。 “道路に物を置くことの可否(使用・占有許可)と,道路に置かれた物が交通事故発生に寄与した場合の道路使用者・占有者の過失負担の有無・過失割合とは” の続きを読む

交通事故被害に遭った事業所得者・自営業者が申告外所得を主張した場合,休業損害・逸失利益算定の基礎収入にこれを含めることができるのか

交通事故被害に遭われた方の損害填補の1つとして休業損害・逸失利益というものがあります。

この休業損害や死亡・後遺障害逸失利益を算定する場合の基礎収入額は,基本的には,休業期間又は逸失利益算定期間の基礎となる期間を通じて得られる蓋然性のある額をもって決定されます。 “交通事故被害に遭った事業所得者・自営業者が申告外所得を主張した場合,休業損害・逸失利益算定の基礎収入にこれを含めることができるのか” の続きを読む

神戸地方裁判所伊丹支部・伊丹簡易裁判所(伊丹簡裁)への徒歩での行き方(最寄駅の阪急伊丹線・伊丹駅からのアクセスを画像で紹介)

神戸地方裁判所伊丹支部及び伊丹簡易裁判所は,最寄駅である阪急電鉄伊丹線・伊丹駅の北西約1.5kmに位置しており,同駅から徒歩で行くと,大人の足で20分程度の道のりです。 “神戸地方裁判所伊丹支部・伊丹簡易裁判所(伊丹簡裁)への徒歩での行き方(最寄駅の阪急伊丹線・伊丹駅からのアクセスを画像で紹介)” の続きを読む

社長が業務に口を出し続ける会社は成長しない。企業におけるトップとナンバー2以下の従業員の仕事の違い

会社を設立して,一代で大きくした創業者社長は,通常,社内の誰よりも仕事に精通しています。そのため,この社長は,会社内の誰よりも業務に詳しく,誰よりも会社に貢献できる人といえます。

もっとも,このような社長が,会社の各種実務に永きに亘って携わり続けると会社は成長できなくなります。 “社長が業務に口を出し続ける会社は成長しない。企業におけるトップとナンバー2以下の従業員の仕事の違い” の続きを読む

交通事故被害に遭った際に身に着けていた物(装備品)の損壊は,人的損害・物的損害のどちらと扱われるのか?

交通事故被害に遭った際,身につけていた服,メガネ,補聴器,時計,アクセサリー等も一緒に損傷される場合があります。 “交通事故被害に遭った際に身に着けていた物(装備品)の損壊は,人的損害・物的損害のどちらと扱われるのか?” の続きを読む