日本の裁判制度は三審制を採用していますので,民事裁判で判決言い渡しを受けた場合,判決に不服があれば,上級審に不服申し立てができます。
第一審の終局判決に対して,その事実認定又は法律判断を不当として不服を申し立てることを控訴,控訴審の終局判決に対して,その法令違反を理由として不服申し立てをすることを上告といい,控訴と上告をあわせて上訴といいます。
本稿では,民事裁判における上訴のうち,控訴提起に要する提出書面について説明したいと思います。 “民事訴訟における控訴提起のやり方とは(控訴状の控訴の趣旨の書き方から控訴理由書の控訴審への提出期限まで)” の続きを読む