ETCレーンでの追突事故における過失割合について

ETC車線では,走行路を塞ぐ形状で開閉棒が設置されているため,何らかの原因で開閉棒が開かなかった場合,走行車両が急制動をすることあります。

このETC車線での先行車両の急制動により,後続車両が先行車両に追突した場合,両車両の過失割合はどのように考えるべきなのでしょうか。 “ETCレーンでの追突事故における過失割合について” の続きを読む

交通事故加害者は医師による付添指示がない場合にも被害者親族の入院付添費用を負担するのか

不幸にも交通事故被害に遭われて入院することとなった場合,被害者の入院に,家族の方が付き添われることが多いと思います。

このときに,入院についての[治療関係費,[入院雑費]の他に,被害者の家族が入院に付き添ったことにより生じた付添費用は,加害者に請求できるのでしょうか。 “交通事故加害者は医師による付添指示がない場合にも被害者親族の入院付添費用を負担するのか” の続きを読む

法務局に備付けられ閲覧・謄写できる図面に現地復元性がある正確な【14条地図】と不正確な【公図】とが存在する理由

法律の世界で生きている方や不動産業務に携わっておられる方にとっては当然の話ですが,法務局に備え付けられている図面には,現地復元能力を有する正確なものと,現地復元能力を有しない不正確なものとが存在しています。

現地復元能力を有する正確な図面を【地図(14条地図)】といい,現地復元能力を有しない不正確な図面を【公図】といいます

取り付けた図面が,14条地図なのか公図なのかによって正確性の担保があるか異なりますので,その点に留意して,その取扱いを変えなければなりません。

現地復元能力を有しない不正確な方の図面である公図について,「公」という,さも公的な正確な図面であるかのような名称が付されていることが話をややこしくさせている気がしますが,それはさておき,以下,法務局備付図面である「地図」と「公図」の違いについて簡単に説明した上で,正確性の担保がなされない地図である公図がいまだに法務局に備え付けられているのかについて,考えていきます。

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【交通事故による後遺障害】嚥下障害・味覚障害

交通事故の際に口に衝撃を受け,嚥下障害・味覚障害が生じることがあります。
この場合の嚥下障害・味覚障害は,損害賠償上どのような後遺障害等級認定がなされるのでしょうか。

以下,嚥下障害・味覚障害の順にみていきましょう。

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【交通事故による後遺障害】咀嚼機能障害・言語機能障害

口は,唇・顎・舌・歯などの働きにより食物の咀嚼機能をつかさどり,さらに発声器である咽頭とともに共鳴作用をして,言語の機能をつかさどる器官です。

自賠責保険は,この口の咀嚼機能・言語機能についての後遺障害等級いついて,以下のとおり定めています。 “【交通事故による後遺障害】咀嚼機能障害・言語機能障害” の続きを読む

個人事業主が交通事故加害者となった場合に被害者に支払った損害賠償金を経費計上できるか

個人事業主の方も,加害交通事故を起こしてしまうこともあります。

では,個人事業主の方が,交通事故を起こした結果,被害者に損害賠償金の支払いをすると,その支払額は個人事業で経費計上できるのでしょうか。 “個人事業主が交通事故加害者となった場合に被害者に支払った損害賠償金を経費計上できるか” の続きを読む

交通事故被害者が受領した損害賠償金・保険金が原則非課税となる理由

交通事故被害者の方が,加害者又は加害車両付保付保保険会社から損害賠償金を受け取った場合,その受け取った金額につき,所得税・住民税等の税金は課されるのでしょうか。 “交通事故被害者が受領した損害賠償金・保険金が原則非課税となる理由” の続きを読む